書籍・雑誌

屋嘉比収 『沖縄戦、米軍占領史を学びなおす』

Photo  日本近代思想史・沖縄学の研究者・屋嘉比収氏の新著『沖縄戦、米軍占領史を学びなおすー記憶をいかに継承するか』(世識書房、2009年10月30日発行)の紹介です。

 沖縄の政治・文化への思考を、精力的に発表し続ける研究者の屋嘉比氏(1957年生まれ)。沖縄大学で教鞭をとるようになってからは、単著・共著も含めて立て続けに著作で発表される。
 「記憶をいかに継承するか 耳を傾けること 耳を傾け続けること 耳を傾き継ぎ続けること 当事者性の身体化へ」とのコピーと、著者の「今、戦後世代の私達に問われている緊要なことは、非体験者としての位置を自覚しながら、体験者との共同作業により沖縄戦の<当事者性>を、いかに獲得していくことができるかにある」という言葉が帯に記されている。

 沖縄戦、戦後沖縄の社会、現実に向き合う、著者の真摯な姿勢と思考の流れは、今を生きる私達に大きなものを問いかける。

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写真雑誌『LP』第7号ー特集・山城知佳子ー

Photo_4  沖縄の美術家・ビデオアート作家の山城知佳子さんの話を、あれこれとしていた数日後、K先生から沖縄の写真雑誌『LP』第7号(発行:photogenic person's peace タイラジュン代表、編集:松本太郎 仲宗根香織 2009年6月6日発行)が届きました。

 山城知佳子特集号で72Pでボリュームある特集。
内容も座談会「イメージの連鎖 物語の力と反物語」(首里フジコ、新城郁夫、宮城潤、山城知佳子、砂川敦志、仲宗根香織)
 沖縄に生れ、地元の県立芸大に学び、地元で活動を続ける山城の関連の深い人々が寄稿している。田中睦治「山城知佳子が山城知佳子になるまでにーその1」、喜名えりか、宮城潤、小林純子「沖縄の内面を穿つ力ー『オキナワTOURIST-I like Okinawa Sweet』」、新城和博、根間智子、濱治佳、仲田晃子、鈴木勝雄「見つめるのでもなく、対峙するのでもなくーある水辺の物語」、渡辺真也、屋嘉比収「山城の作品は私たちの身体を通ったか?」…。
 そして家族での座談会などなど…。
 いろんな視点で山城を取り上げており、面白い。

また、芸大関係者の若手研究者(沖縄写真史).・友寄寛子が「比嘉康雄と東松照明の二人展」について、大畑光範が「アトミックサンシャインの中へin沖縄ー日本国平和憲法第9条したにおける戦後美術」について短い論評を寄せている。
 沖縄でもそろそろ、美術批評の成熟する気運が生まれたかと…うれしくなる。

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『すぐわかる沖縄の美術』

Photo 2007年11月1日に東京美術から『すぐわかる沖縄の美術』が刊行されました。
 本書の特徴は、沖縄工芸の分野、琉球王国時代の絵画、近代以降の絵画・デザイン、建築、民俗文化の<美術>を最新の研究成果をふまえ、沖縄の若手研究者が執筆を担当している点と、沖縄県立博物館・美術館、沖縄県立芸術大学、那覇市歴史博物館、那覇市立壺屋焼き物博物館や県外の各機関の所蔵品が、豊富にフルカラー図版で紹介・掲載されています。
 監修は、宮城篤正(沖縄県立芸術大学学長)、執筆者は小林純子(芸大芸術学准教授)、宮里正子(那覇歴史博物館学芸員)、倉成太郎(那覇市立壷屋焼き物博物館学芸員)、平川信幸(沖縄県立博物館学芸員)、翁長直樹(沖縄県美術館学芸員)そして粟国恭子(沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館学芸員)
 本の構成は、第1章漆芸、第2章染物、第3章織物、第4章焼き物、第5章絵画、デザイン、第6章建築・彫刻・民具です。
  『すぐわかる沖縄の美術』は県内書店、県立美術館ミュージアムショップで購入できます。県外では書店のほか、東京国立博物館、九州国立博物館などの県外の博物館・美術館のミュージアムショップでも購入できるようです。Photo_2   

本の帯には2007年11月1日にオープンする沖縄県立博物館・美術の館見学の前後におすすめの本とありました。

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佐喜眞美術館の展示会

Photo  気持ちいいほど天気が続いた3連休。宜野湾市にある私設美術館の佐喜眞美術館(火曜日休館)にでむきました。現在美術館のコレクション展が開催されています。(http://sakima.art.museum/)
 「18人の沖縄の作家たち」(2007年10月15日まで)です。儀間比呂志5?点、内間安王星(あんせい)の6点や山城見信作品5点、若手の与那覇大智や照屋勇賢の紅型作品などなど…。国吉清尚の陶器や金城実の彫刻など…。Photo_4
 ゆっくり楽しみました。常設の丸木位里・俊の「沖縄戦の図」はやはり圧倒的…この美術館のコンセプトの「もの想う空間」 通り…いろいろな想いが立ち上がります。
 今回来館記念にミュージアムグッズの照屋勇賢紅型の一筆箋と昨年なくなられた岡本恵徳先生の著作集『「沖縄」に生きる思想』を購入して帰りました。
 現在、教科書検定の沖縄戦の「集団自決」記述をめぐって、議論が盛んに行われている沖縄ですが、県民大会が29日に行われます。

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祝!「言事堂」開店

古本屋「言事堂(ことことどう)」開店
美術と工芸周辺の本を集めた古本屋さん「言事堂」が那覇市若狭に開店しました。店主の宮城未来さんから開店と事始め企画のお知らせが届きました。
「訪れた人達が、古い本から新しい出会いをみつけてもらえるようなお店作りを目指しています。」(葉書より)ということです。美大出身の若い未来さんの手作り感が伝わるお店のようです(近い内にのぞきますね。)若狭あたりを散歩しながら、如何でしょうか?くれぐれも「開店日や曜日はHPで確認されてくださいね。」ということです。

*事始め企画「水玉(みずたま)展」
 「本屋を始めるにあたってずっと願い続けていたのは、本の展覧会でした。開店記念企画としまして、梅雨の季節のはじまりであることと、店主の好きな柄・水玉模様にまつわる本etcを紹介していこうと思います。梅雨をたのしむ、模様をたのしむ、本から伝わる様々な『水玉』をどうぞお楽しみに」(案内葉書より)
 展示期間:2007年5月23日(水)~梅雨明け→夏休み前まで
 
*古本の店 言事堂
 〒900-0031 沖縄県那覇市若狭町3-7-25
 Tel&Fax 098-864-0315
 営業 時間と曜日*週の月曜・水曜・土曜の11:00~17:00
 (5月6月は営業時間や曜日など移動する場合があるのでHPで確認してください)
  e-mail:info@books-cotocoto.com
  http://www.books-cotocoto.com
  ブログ http://journal.books-cotocoto.com

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